歯ごたえのある話

世界最大の歯

ギネスに登録されているカナダ在住の9歳の少年(2005年当時)。長さ2.28センチ幅1.2センチという前歯でした。あまりにも巨大なため、他の歯の成長をさまたげるということで抜歯されてしまいました。

「世界最大」と認定され、一躍有名人となり、その歯を学校で見せびらかすうちになくしてしまったそうです。

いっせいに歯みがきの世界一

フィリピンの小学生1万800人が集まり、同時に歯を磨いた記録が最新レコードです。

日本で最初の歯みがき剤

それは「」だと言われています。日本では、海水から塩を手に入れており、塩は調味料であるとともに、歯みがき剤でもありました。本格的に歯磨き粉が作られ、商品として売られるようになったのは江戸時代の中期からです。

江戸幕府を開いた徳川家康の訓戒

健康に人一倍気を配ったと記録されている家康。特によく噛むことを奨励、「一口、四十八回噛む」よう訓戒していたそうです。この教えを配下の将兵や将軍家の家族に説いたのでしょう。家康自身、一口四十八噛みを実践していたにちがいありません。

総入れ歯の歴史

現存している最古の総入れ歯は、1978年に発見報告された和歌山市成願寺の尼僧・仏姫
(ほとけひめ・俗名、中岡テイ、1538年没)の木床一木造り(いちぼくづくり)の上顎の総入れ歯(木で作った総義歯)ということになっていますから、少なくともこれまでには技術的な発展が行われていたらしいといえます。

注目すべきは、この総義歯は現在とほとんど同じ形をしていることです。しっかりした床ときれいに彫られた歯は芸術品に値します。上下の歯をバネでくっつけただけのヨーロッパのものと比較してもその噛み心地、固定度の格段の差はあったものと思われます。

さらに驚くべきことは、入れ歯の維持法として、口の中の歯ぐきの粘膜面に、唾液を利用して入れ歯の床の内側の面を吸着させる方法がなされていたことです。このことは現在、私たち歯科医が行っている原理と全く同じです。この日本の素晴しい木製総入れ歯が世界の総入れ歯の始まりのようです。

材料はツゲの木を使っていますが、ツゲは、曲げの強さ(曲げ破壊係数)が強く、弾力があり、彫刻しやすいという利点から木床義歯に最も適した素材として最もよく利用されていました。技術的にも素晴らしく、内刳の技法と共通するといわれており、仏像制作に関係した仏師がこれらの義歯の技法を初めて使用したのではないかと考えられています。

その他、柳生飛騨守宗久(1612〜1675)、静岡の山本文之右衛門(1710〜1786)の木彫総義歯も残っており、現在の総入れ歯に比較しても遜色のない形と機能がうかがわれます。

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